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東大寺南大門 国宝
五間三戸二重門、入母屋造、本瓦葺、鎌倉時代
東大寺の正門で、東大寺伽藍の
大半が治承四年(二八〇)の平重
衡の兵火に罹つて焼失した後に
行われた復興造営の一つとして建てられた。
大勧進の職に就いて復興造営の
総指揮を執った俊重房乗源上人
が、宋朝建築の特色を取り入れ
て編み出した大仏様の建物で、
正治元年(一一九九)六月に上棟さ
れており、その後数年を経ずし
て落成したと考えられる。
門内に安置されている木造金剛
力士(仁王)像は、運慶、快慶、
定覚、湛慶等二十名の慶派の仏
師たちが、建仁三年に僅か六十
九日間で作り上げたものである。
北向に安置されている一対の石
造獅子像は鎌倉復興造営に参画
した宋人の石工達が建久七年(一一
九六)に作つたものである。